派遣の意味・仕組みとは?派遣業務を行うまでのプロセスも紹介!

派遣って言葉聞いたことあるけど、イマイチ意味が分からない」という人もいると思います。そこで今回は、派遣の意味・仕組みなどを詳しく紹介します。派遣社員として働いたことがない人は必見です。

派遣の意味とは 

はじめに、派遣の意味について見てみましょう。 

派遣とは、雇用形態の一種を指すことが多い 

派遣とは、主に「派遣社員」のことを指します。近年では、派遣社員の雇用を積極的に行う企業も増えてきました。とくに、東京などの都市部では派遣社員の求人が豊富にそろっています。 

派遣には「有期雇用派遣」と「無期雇用派遣」がある 

派遣は、雇用期間が設定されている「有期雇用派遣」と、雇用期間が設定されていない「無期雇用派遣」の2種類に分かれています。派遣求人の多くは「有期雇用派遣」での採用ですが、なかには「有期雇用派遣」として一定期間働いた後に「無期雇用派遣」に切り替わるケースもあります。 

派遣社員として働くまでのプロセスと雇用関係 

この章では、派遣社員として働くまでのプロセス・雇用関係を中心に紹介します。派遣社員として働く予定がある人は要チェックです。 

1.派遣会社の公式サイトから申し込む

派遣会社の公式サイトより申し込みます。なお、公式サイトで申し込むときは「メールアドレス」が必要です。その後、派遣スタッフの登録説明会に関する連絡(電話orメール)があります。なお、派遣会社によっては土日祝日に登録説明会を行っている場合もあるので、平日に休みが取れない人は、登録説明会担当者へ相談してみてください。 

2.派遣会社が実施する「登録説明会」に参加する(実施しない派遣会社もある

登録説明会では派遣雇用についての説明・派遣会社の紹介などの話を聞きます。話を聞いて納得した人は派遣スタッフ登録に関する書類へ記入しましょう。記入した書類が派遣会社で受理されると、派遣スタッフとしての登録が完了となります(場合によっては、履歴書・職務経歴書などがなければ派遣スタッフとして登録できないケースもあります)。 

3.派遣会社から求人を紹介してもらう(or自身で求人を探す)

派遣スタッフの登録が完了した人は派遣会社から求人を紹介してもらえます(紹介してもらえる求人があった場合)。希望職種・時給などをあらかじめ伝えておくと、条件に合った求人が見つかりやすいでしょう。また、派遣会社によっては公式サイト内で求人を探せます。 

4.企業担当者と顔合わせをする

無事に派遣会社から紹介してもらえる求人が決まると、企業担当者と顔合わせを行います。顔合わせ時には、派遣会社が作成したエントリーシートを基に勤務予定企業担当者より質問されるので、履歴書・職務経歴書の準備をする必要はありません。
また、顔合わせ時の面接は禁止されているので、志望動機などの質問をされることもほぼないと思ってよいでしょう(紹介予定派遣などは異なります)。 

5.派遣契約を結び勤務開始

派遣社員・勤務先企業ともに合意すれば派遣契約を結び勤務開始です。なお、派遣の求人によっては初回の派遣期間のみ短く設定されているケースもあります(例.3カ月おきの更新だが、初回のみ1カ月更新)。
ただ、求人に3カ月おきの更新と記載してあっても、勤務先企業から突然「2カ月おきの更新で」というように更新スパンを変更されるケースもあるので覚えておきましょう。 

派遣社員の雇用関係は 

派遣社員の雇用主は「派遣会社」です。勤務先企業は雇用主ではなく、あくまで「業務の指示」をするだけです。 

派遣社員と「アルバイト・請負・契約社員・出向者」の違い 

派遣に似た雇用形態で「契約社員・アルバイト・請負・出向者」などもあります。この章では、これらの違いを見てみましょう。 

派遣社員とアルバイトの違いは 

派遣社員とアルバイトの違いは大きく2つあります。1つ目は雇用関係です。派遣社員の雇用元は派遣会社ですが、アルバイトの雇用元は勤務先企業となっています。2つ目は平均時給の違いです。アルバイトよりも派遣社員の方が平均時給は高い傾向があります。 

派遣社員と請負の違いは 

派遣社員と請負の違いは仕事の指示元です。派遣社員の場合は勤務先企業の担当者から仕事の指示を受けますが、請負の場合は勤務先企業ではなく請負業者から仕事の指示を受けることになっています。 

派遣社員と契約社員の違いは 

派遣社員と契約社員の違いは、大きく分けて3つあります。 

・雇用元 

派遣社員は派遣会社が雇用元ですが、契約社員は「勤務先企業」が雇用元となっています。同じ就労場所でも、雇用元によって福利厚生も異なるので覚えておきましょう。 

・転勤の有無 

派遣社員には転勤がありませんが、契約社員は転勤が発生する場合があります。ただし、契約社員のなかには転勤が発生しない労働契約を結んでいる人もいます。 

・雇用期間の有無 

派遣社員・契約社員ともに雇用期間はあります。一般的に契約社員で働いている人の方が雇用期間は長くなりがちです。ただし、派遣社員でも「無期派遣社員」として雇用されれば、雇用期間無しで働けます。 

派遣社員と出向者の違いは 

派遣社員と出向者にも違いがあります。派遣社員の場合は「派遣スタッフとして企業へ働きに行く」のが一般的です。しかし、出向の場合は「会社の社員が別会社へ働きに行く(例.本社の社員が子会社・関連会社などへ働きに行く)」ことを指します。なお、出向者の場合、給与支払元は「所属企業」、仕事の指示元は「出向先企業」です。 

派遣社員として働くメリット 

なかには、派遣社員として働くことがデメリットだと思っている人もいると思います。しかし、派遣社員として働くことのメリットは多いです。ここからは、派遣社員として働くメリットを紹介します。 

業務内容があらかじめ決まっている 

派遣社員は、契約時に締結した業務以外を行う必要がないため仕事をしやすいでしょう。決まった業務以外をこなしたくない人は、派遣で雇用されるのがおすすめです。 

働く日数が多ければ、給料額は増える 

派遣業務の多くは時給制なので働く日数が多くなるほど給料額は増えます。対して正社員の場合は働く日数が多いことで、給料が増えることはありません(時間外勤務が発生した場合は除く)。 

サービス残業を行う必要がない 

派遣社員の場合、原則サービス残業は発生しません。「みなし残業」もないため残業をした分収入は増えます。なお、勤務先企業から「みなし残業」を強要された場合は、派遣会社の担当者へ報告すると、改善されるケースが多いです。 

派遣会社の担当者に相談できる 

前述の通り、「残業」関連はもちろんのこと、業務内容・職場内での人間関係で困ったときなど、労働上で起こった問題を派遣会社の担当者に相談できます。契約上、派遣会社の担当者へ相談できることになっていれば問題ありません。
勤務先企業の担当者に労働関連の相談をすると、煙たがられる恐れもあるため派遣会社の担当者へ相談することをおすすめします。 

派遣会社を活用して、充実したライフスタイルを送ろう 

派遣社員のなかには、充実したライフスタイルを送っている人がいるのも事実です。派遣スタッフが働きやすいように福利厚生を充実させていたり、未経験者歓迎の求人を豊富にそろえていたりする派遣会社もあるので、ぜひ活用してみてください。 

参考サイト: 

参考書籍: 

  • 人材派遣のことならこの1冊(著:岡田良則)